井戸端会議こそ、私流の情報収集術です。「この近所で売り物件が出たんですけど……」と、率直に話すこともあります。「へえ、売り物件なんてあったかなあ」「○○町××番地ってこの辺りですよね」「ああ、△△さんのところだ。わかった、わかった」「そこってどうなんでしょう。住んだ場合に、何か困ることってありますかね?」そうすると、いろいろと話してくれます。最初のうちは警戒されることもあります。「いったい、このオバチャンは何者だろう?」と、一線を引いて話してくれないこともあります。
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そういうときは、「うちの主人がもう定年なもので、退職金を頭金にして、あそこの家を買おうと思うんですよ」と話すと、警戒感がなくなり、親しみを持って話してくれます。そうしたら、「この辺りで、お買い物はどこに行くんですか?」などと、近隣の様子を聞いてみます。「買い物は車に乗って15分くらいのところにあるスーパーまで行くんだよ」そういう物件には車の免許のない人や、お年寄りは住めません。学校や病院、役所などについても同様に聞いてみます。こうしたものが近くにあると、多少傷みがあっても、魅力的な物件と感じる人は多いのです。そして、ひとしきり話をしたら、「今度ご縁があって、近所に引っ越してきたときにはお願いしますね」と言って帰ってきます。オバチャン以外で、その地域の情報を持っているのが、タクシーの運転手さんと宅配便のドライバーです。その人たちにも、「この辺りに売り物件があるって聞いたんですけど」と声をかけると、いろいろな情報を教えてくれます。