披露宴は、新郎新婦が日ごろから世話になっている人、これからも世話になる周囲の人たちを一堂に招いて結婚の報告をし、今後の指導をお願いするためにもてなすものです。開宴の時刻が近づくと、新郎新婦、両家の両親、媒酌人夫妻は、この宴の主催者として会場の入口に並んで招待客の出迎えをします。新郎新婦を中心に、左右に媒酌人、媒酌人夫人、新郎の両親、新婦の両親が一列に並びます。そこでのあいさつは手短にして、新郎新婦はほほえみを返す程度です。全員が入場し、両親が着席してから、媒酌人、新郎、新婦、媒酌人夫人の順に入場し、向かって順に左側から席に着きます。縁談から新生活まで披露宴で媒酌人があいさつするときは、新郎新婦と両親は起立する司会者の開宴のあいさつがすむと、媒酌人があいさつをします。媒酌人のあいさつは、新郎新婦の挙式が滞りなくすんだという報告と、ふたりの紹介、今後のお願いを手短に述べます。このとき、媒酌人夫人、新郎新婦、両家の両親は起立して耳を傾け、媒酌人が礼をするときは、いっしょに列席者におじぎをします。なお、引き続き「主賓の祝辞」に移るのが一般的ですが、ここでも新郎新婦は起立して拝聴します。主賓に「どうぞご着席ください」と、すすめられたら着席してもかまいませんが、祝辞がすんだら、起立して一礼します。ウエディングケーキの入刀は、新婦がナイフを持ち、新郎がその上に手を添えて行う主賓のあいさつが終わり、乾杯がすむと、いよいよケーキカットです。ケーキを前にして新郎が右、新婦が左側に並ぶと、係員が紅白のリボンを結んだナイフを新婦の手に渡してくれます。ナイフを持った新婦の上に新郎が手を添えるようにし、ケ−キに入刀します。このときは、ナイフを入れるまねだけでよく、実際に入れる必要はありません。このシーンは、カメラのフラッシュがいっせいにたかれ、拍手もいちだんと高まる、まさにハイライトシーンといえます。ケーキカットの代わりに、日本酒の樽を用意して、ふたりでふたを開く「鏡開き」をとり入れるケースもあります。